「目的」と「目標」の違い

こんにちは。GLP延岡の稲田です🦜

今日は、雲ひとつない秋晴れです。

今日もGLP延岡では利用者さんがそれぞれの目標の先にある就労の目的を意識して学習されています。

突然ですが…皆さん、「目的」と「目標」の違い…意識したことありますか？？

以前、看護師として働いていた時に参加した研修で「３人のレンガ積み」の話を勉強しました。

中世のとある町の建築現場で３人の男がレンガを積んでいた。そこを通りかかった人が男達に何をしているのか？と尋ねた。

１人目の男は「レンガを積んでいる」と答えた。

２人目の男は「食うために働いているのさ」と答えた。

３人目の男は明るく顔を上げて「後世に残る町の大聖堂を造っているんだ！」と答えた。

この時、３人の男達にとってレンガを積むという「目標」は共通である。

しかし、「目的」は３人ともバラバラである。

１人目の男は目的を持っていない。

２人目の男は生活費を稼ぐのが目的である。

３人目の男は歴史の一部に自分が関わり世の役に立つことが目的である。

何十年と続く職業人生にあって、他人の命令や目標に働かされるのか、自分の見出した意味や目的に生きるのか…この差は大きい。

研修に参加して働く目的と目標の違いを明確にすることの重要性を学びました。そして、日々看護師として働くうちに「目標」は他から与えられることが十分ありえるが「目的」は他から与えられない。自分で見出すものであること。「目的」によってその行い（仕事）のモチベーションや質というものが大きく変わることを実感しました。

自分自身を振り返ってみると新人の時には働く目的や目標はレンガ積みの１人目の男と同じだったように思います。

しかし、看護師として経験を積み目的が変わっていき…達成すべき目標が変わっていきました。

GLP延岡では、利用開始時にヒアリングシートを用いて働く（働きたいと思う）目的は何ですか？と考えていただく時間を作っています。