質問するのが怖い人へ
――その不安は、あなたの弱さではありません
就労移行支援の現場では、「質問するのが怖い」「聞き返す勇気が出ない」という声をよく耳にします。
これは決して珍しいことではなく、実習や就職後のミスマッチにもつながりやすいため、早めに向き合いたいテーマでもあります。

■ なぜ質問が怖くなるのか?
理由は人によって異なりますが、共通しているのは次のような不安です。
- 迷惑をかけるのではないかという心配
- 怒られた経験があり、傷が残っている
- 「こんなことも分からないの?」と思われたくない
- 相手の表情や機嫌が気になってしまう
- 自分に自信がない
特に過去に叱責された経験がある方は、「質問=怒られる」という学習が残り、身体が反射的に緊張してしまうことがあります。
これは性格の問題ではなく、経験によって身についた“防衛反応” です。
責める必要はありません。

■ 質問できないままだと、何が起きる?
就職後の現場では、質問できないことで次のような困りごとが生まれがちです。
- 作業手順の誤解が増える
- トラブルに気づけない
- 周囲とのコミュニケーションが滞る
- 「報連相が苦手」という評価につながってしまう
実は、質問することは 「相手を困らせないための行動」 でもあります。
正確に把握してから動くことは、仕事においてとても大切な力です。

■ 就労移行でできる練習
就労移行支援事業所では、質問へのハードルを下げるために次のようなトレーニングを行っています。
- 質問の仕方を言語化して練習する聞き返すスキルを身につける
- 言い方のパターンを増やし、自信をつける
- 成功体験や安心できる場での練習を重ねる
“質問する力”は、特別な性格が必要なわけではなく、反復練習で確実に身につくスキル です。
あなたのペースで練習していけば大丈夫です。

■ 最後に
質問するのが怖いのは、劣っているわけでも、社会不適合でもありません。
ただ、今までの経験の中で「怖いこと」だと学習してしまっただけ。
就労移行は、そうした“働くうえでのつまずき”を一緒に練習し、少しずつ乗り越える場所です。
どうか一人で抱え込まないでください。
そして、質問できることは、あなたの強さのひとつになります。
グッドライフパートナー宮崎では随時見学や体験利用も受け付けております。
まずはお気軽にご相談ください。

TEL:0985-83-9041
電話が苦手な方でも大丈夫です🌻
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